お金がない、と正直に言える私

発注していたチラシが届いた。さっそく、配布候補の地元商店を検索する。
製造業もサービス業も、それなりの数あるなぁ。どこから攻めよう。

テレビ東京のドラマ「スナック キズツキ」は、第5話まできた。
通常ドラマのワンクルーでいけば、8話くらいで終了してしまいそうだ。できればずっと続いてほしい、そう思うくらいにはまっている。

第3話のキーワードはヘルシンキだった。
そして先週の第4話では、村上春樹「ノルウェイの森」が登場する。

村上春樹といえば、今や反日デュープス(明確な意思を持った共産主義者でないものの、コミンテルンが訴える主張に共感し、知らず知らずのうち利用される人)を代表する、万年ノーベル文学賞候補である。

近年の彼の小説は、先の大戦における(中国共産党が一方的に主張している)日本軍の残虐非道な描写が繰り返し現れ、どうにもいただけない。なんでここまで中共のプロパガンダに染まっちゃているんだろう。
だけど僕はこの人の初期の作品や、作中に登場する音楽の選曲が、相も変わらず好きなのだ。

「(お金持ちであることの最大の利点は)お金がないって言えることなのよ。たとえば私がクラスの友だちに何かしましょうよって言うでしょ、すると相手はこう言うの。『私いまお金ないから駄目』って。逆の立場になったら私とてもそんなこと言えないわ。私がもし『いまお金ない』って言ったら、それは本当にお金がないっていうことなんだもの」
スナックのママ・トウコは、小説「ノルウェイの森」からの一節を披露する。

来店した瀧井くんはその言葉に、いぜん友達に(学費の高い)美大進学をやめた理由を聞かれごまかしたことや、ハイソなBBQで耳にした高いワインの名前を、知ったかぶりした自分を振り返る。
周りから「可哀想」と思われやしないか、惨めな気分になりたくない。その思いから彼は、本当のことが言えずに来たのだ。

父親を早くに亡くし女手一つで育てられ、お金に苦労してきた瀧井くん。
その母も逝ってしまった今、トウコが作る(母が弁当によく入れてくれた)思い出の出汁巻き卵を、泣きながら味わう瀧井くん。

もうたまらない。
人間のもろくて柔らかな部分を、なんとも絶妙な力加減で突いてくるドラマだ。
1話ごと、物語の質も上がっているように感じる。

さらに昨日見た第5話では、僕が毎日YouTubeで癒されているアヤト君まで登場してしまう。どこまで僕の嗜好性に肉薄してくるのやら。

彼こそは、ザ・赤ちゃんである。こんな幼少期から、わが子を世間にさらす親の方針に関しては、いろいろご意見もあるだろう。
でも、これだけかわいい仕草を前にしては、どんな言葉も無力になろうというものだ。

もうこの辺で、成長が止まってほしい。
無理を承知で願わずにおれないアヤト君は、どういうルートからこの俊逸なドラマと繋がったことだろう。

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こんなの、ウチにもほしい。
なんてドラマから逸れてしまったようでいて、思いもよらぬところから人と人は繋がっていくというのが、「スナック キズツキ」のテーマでもあるはずなのだ。

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