遺すべき言葉
去年の10月からずーっとほっぽらかしてきた、終活ガイド上級資格認定テストというのを、本日受けました。
テストって言ったって、メールで返信するだけで時間無制限。資料もwebも見放題だから大したことないべ。
なぁんてたかを括っていると、もちろん落とすのが目的ではないにしろ、一つ一つちゃんと調べてしっかり把握なしには回答できない仕組みになっていて、それに3択より圧倒的に筆記式の多い50問は、実にボリューミーなんであります。
15時30分に始めて、さっきようやく終わりました。これでペケだったら、目も当てられん。
でもまあ、これから終活も商売にしていこうっていうんだから、この程度でめげてても仕方がありません。
それにしっかり読み込んでいくと、結構エンディングノートひとつ、奥行きのあることに気づきました。
一般庶民の書き残しておくことなんて限られてるし、わざわざお金払って依頼する人なんて、そんなにいるの?
たとえば「デジタル終活」なんて、言われてみれば今のご時世、あの小さなスマホの中に全ての情報を入れている高齢者だって、すでに珍しくもないはず。
いや、むしろ30代40代の働き盛りであっても、ちゃんと準備しておかないと突然死んだ場合、マズイ事態になったりします。
奥さんに見せちゃいけないお相手とのやりとりだとか、子供に見られたくないサイトの履歴とか。そこのおとーさん、他人事じゃありませんぜ。
死んだ後に自分の恥部がバレても知ったこっちゃねぇやと、肝の座った御仁であればよろしいですが。
何より、お一人様で晩年を過ごされる人は、年々増えています。
変な話いきなり逝っちゃた方が楽で、徐々に回復の見込みなく頭も体も衰えていく不安や恐怖は、想像に難くありません。
家族がいたってその思いは共有されにくい性質のものだし、まして孤独で相談できる相手もいないとしたら、本当に辛い環境でありましょう。
そういう時、負担が少なくて十分フォロー可能な仕組みがこの終活ガイドにはあり、これが営利目的でない一般社団法人の良さだと、改め感じ入りました。
知れば喜んでくれる人、結構いそうな気がします。
ともかく認定され次第、急ピッチで動いて行こうっと。