孤独の神奈月
最近、テレビ東京のドラマを視るようになった。30分枠で短い1話完結形。物語の構成パターンも、だいたい決まっている。
静岡に住んでいるから、基本的にテレ東の番組は地上波に乗らない。放送されるにしても、だいぶ時間が経ってからの場合がほとんどだ。
もっと言うと、ドラマはおろかテレビ自体、視なくなって久しい。
先月の自民党総裁選までは、YouTubeで関連番組を貪るように視聴したけれど、今の代表に決まり新内閣がスタートしてからは、ネット番組への関心もだいぶ萎んでしまった。
政調会長、防衛大臣と副大臣、経済産業大臣、経済安全保障担当特命大臣など、期待する存在もあるにはある。一方で人選の大半は、大丈夫〜?って布陣に思えてならない。隣の狂国で加速する覇権主義に、備えられるんだろうかと危惧してしまうのだ。だからって僕にゃ、どうもならんけど。
で、地方に住んでいてテレ東がリアルタイムで視れるようになったのは、TVerというアプリのお陰である。
今まででも、人気シリーズ「孤独のグルメ」など放映はされてきた。大体2〜3ヶ月遅れで、いつから始まるか情報もなく、週間番組表をまめにチェックするしかなかった。
TVerは放送開始から1週間、いつでも何度でも視聴できる。
ユーザーからすれば大へん便利で、でも局側からすれば諸刃の剣にもなる。
番組の合間にコマーシャルは入るけれど、ほとんどがテレ東自身のコンテンツ。利益をもたらすスポンサーは、TVerには(今のところ)つかないのだ。
TVerは各局の一部番組しか放送していない。
無料だから贅沢は言えないが、これが有料となればどのキー局も、アーカイブで過去分まで視られるようになっている。
地上波がオワコンと言われて久しいけれど、いよいよその移行期がやってきた気がする。
この1年間、僕は冬眠みたいな暮らしを送ってきた。
全く動かなかったわけじゃないけれど、具体的にどの一歩から踏み出せば良いか判断がつかず、孤独な妄想ばかりが先行してきた。だからって黙食の吾郎さん同様、孤独が寂しいわけじゃない。ただ、僕の妄想は聴き手がいることで羽を広げることができるわけで、ひとり頭の中で展開する事業を、なかなか現実に転換できず時が過ぎたってこと。
ともかく、動画の撮影と編集の基本はマスターした。
少し前に知り合った個人事業主の要請から簡易なHP(ホームページ)を作ってみたら、想定より一桁安いコストと感謝された。
社長挨拶や商品紹介などを動画にしてはめ込んでいるから、結果的に情報量は、並のHPより豊富になる。
信用金庫から融資を受けることになった。
その流れから取引先を紹介してもらえる事となり、担当者と一緒に低コストHP作成を目玉にした、新たな事業計画を立て始めている。ともに考えてくれる存在は、素直に嬉しい。
もちろん、最初に発想したメッセージ動画もやるつもりだ。
それでテレ東の番組なのだが、僕のビジネスの参考になることがとても多い。しばらくは、いくつかの番組をご紹介していきたい。