しずおかビジネスプランコンテスト その1

1年前は会社に勤めていて、まさか今のような立場になろうとは、夢ゆめ思っていませんでした。
たぶん65歳までは現状維持だろう。
それ以降も会社が安泰なら、形を変えても仕事は続けているんだろうな、くらいな気持ちでいたのです。
いま思い返せば、あまりに安直・愚かな思い込みに笑っちゃうんですが、自分と組織は相思相愛、事業の歴史を作ってきたくらいの自負さえ持っていました。

雲行きが怪しくなったのは7月に入ってから。
ある一つの事をきっかけに、私が職場でそれまで積み上げてきたものは、一切否定されることになります。
なんか、こういう表現はよくないか。かつてお世話になったところを否定する気持ちは、毛頭ございません。
誰が悪いわけでもなく、自分として組織のため行動してきたつもりが、違う結果を招いたまでのこと。それもまた人生、くらいな気持ちで今はおります。

ではこれから、どうしていこうか。
いろいろリサーチを始める中、B-nest静岡市産学交流センター・静岡市中小企業支援センターに問い合わせをします。
中小企業診断士による経営相談があると、ホームページで見たためです。

木曜日の朝でした。電話をすれば早速、その日の「午後にお越しください」。
起業家の動向・どうやって繋がりをつけていけば良いかなど、漠然とした情報を得たいがため相談に出向きました。

対応いただいたのは、曜日担当の小澤啓明おざわたかのり先生。
なんちゃって事業計画を持参すると、自分ごとのように懇切丁寧こんせつていねいなアドバイスを頂戴します。
いまの「さくら便り」の原型となるアイデアで、メッセージ動画の作成サービス。
当時はまだ、会社の新規事業として立ち上げるつもりで、それなりに大風呂敷広げた規模のものでした。
当初から、テレビCMとかも予算に入れてたりして。

今の自分が置かれている立場を説明し、暗中模索の中にあるむね申し上げると、相談の最後に1枚のパンフレットを持ってこられました。

公募が始まった「第19回しずおかビジネスプランコンテスト」に、参加してみてはどうですか。そう勧められたのです。

コンテストかぁ。58年生きてきて、その手のイベントには参加したことないよなぁ・・・

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