古典推理小説の秘密

御前崎の個人事業主が、取引先の打ち合わせで富士宮まで来るという。
帰り道に静岡の街で落ち合い、ペンディングのままのホームページの最終調整をしたいと、おととい連絡がきた。

そば屋でランチを取りながら、詰めの協議をする。
小学校に通う育ち盛りの娘さん二人を抱える彼にとって、優良な新規開拓は必須条件だ。
ぜひ僕の提案する広報手段が、そのための一助になってほしい。

チラシを作成し、そこに添付したQRコードからホームページに飛ぶ仕組みを提案し、了承をもらった。
来週11日に事務所を訪れることとし、それまでにチラシのたたき台を送信する約束をする。
ホームページの支払いも、この日に行われることになった。
晴れてHP作成事業の、取引第1号になるわけだ。

当初ホームページ作成は、自分の事業として想定していなかった。
メモリアルやアニヴァーサリー向け動画作成、一本で考えていたのだ。

たまたま彼がこぼした「○○円くらいだったら、ホームページも作りたいんだけど」の一言に僕が即反応したことから、この流れが生まれた。
個人だからこそできる自由度だろう。

先月、融資を受ける信用金庫にこのプランを提案したところ、動画よりもこちらをウリにしましょうとなった。
すでに営業が、信金の横のつながりから地元中心に、PRを展開し始めたところだ。

僕は僕で、ターゲットを絞って今週末に到着するはずのチラシ配布を行う。
なんか、動き始めた感じがうれしい。

まるで関係ないけど、個人的に活字を読んでいないと落ち着かない。子供のころから身についた習慣だ。
ここのところはブックオフで、100円で買える海外ミステリーを集中して読んできた。
だからと1週間に1冊の割合なので、けっして速読なわけでもない。じっくり時間をかけて活字をたどっていく。

急に推理小説の古典が読みたくなった。古すぎて、ブックオフにも置いてはいなかろう。
今日、図書館からエラリー・クイーンとアガサ・クリスティを借りてきた。
本当はヴァン・ダインやディクスン・カーが読みたかったのだが、1冊も置かれていない。半世紀前なら推理小説の代名詞だったはずが、歴史の中に埋もれていくんだろうか。悲しい。

こうしたビッグネームはませた小学生のころ、夢中で読んだ小説群だ。
あの頃は新品の文庫が100円から200円台と、小学生の小遣いでも十分買えたのである。

皮肉にもここしばらく、ちょっとだけ忙しくなる。
だけど活字から得られる情報量って、映像よりはるかに豊富なんだよな。
出来ることなら朝のひと時、読書の時間に割きたいもんである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です