言い訳しちゃうと
投稿を試みられた方より、コメントが送信できないと連絡いただきました。
すみません。設定を若干いじりましたので、再度お試しください。
それでもダメでしたら、ひとまず下記メールにご送信ください。どのみち、こちらに届くようになっています。
jiman.sakura@gmail.com
もう少し研究しますので、しばしお時間をください。
で、本日も巣ごもり状態で過ごしました。それがちっとも苦じゃないのが、かえって困りものです。
本読んで音楽聴いて、ネットと映画観て、昼食はたいがい私が支度するので1回料理すれば、それで一日が過ぎていきます。
もう少し追い込まれないと、営業活動もいまいち力が入らないようです。いけませんねぇ。
読書の方はちょっとマニアックな神道系のものを、音楽はクラシックが主体ですが、昨夜は1984年正月にタモリがFM特番で喋っていたのをYouTubeで見つけ、あんまりセンスがいいので聞き入ってしまいました。
音楽ファンなら唸らされる選曲です。彼女を口説くシチュエーションでマイケル・フランクスの「アントニオの歌」を持ってくるあたり、心にくい限りです。
元旦にかける1曲目が、ビリー・ホリデイの「Don't explain」だって。
言い訳はしないで
このまま一緒だと言って
帰ってくれただけで嬉しいの
人の噂に泣かされて
あなたの浮気はお見通しよ
いいとか悪いとどうでもいい
一緒にさえいてくれるなら
44歳の短い生涯を閉じたビリー・ホリデイは、クズな男にしか心を許せない、悲劇のシンガーでした。
10代の半ばで体を売らなければならなかった悲惨で多感な少女期が、自己肯定感を減衰させてしまったのでしょう。
自分なんかダメな男じゃないと愛してくれるはずがない、というわけです。
この曲も、当時のダンナ(金をまきあげ、酒とクスリに溺れ、気に食わなければビリーを殴るヒモ男)が帰宅すると、ワイシャツの襟に口紅がついていたという実際の話を歌にしたものです。
もう聴くほどに、切なくて切なくて。人類の宝物を、よってたかって虐めやがって。でもその歌は、限りない慈愛に満ちていて。
久しぶりに聴いたビリーの歌声に触発されて、今朝はスピーカーの前で彼女のオンステージでした。すぐに理解できる類の音楽ではないかもしれませんが、自分のものにできれば一生の宝になります。ぜひお試しを。
今だってタモリがMCなら、ハイセンスな音楽番組ができるだろうに。どこぞの局で企画してくれないかな。