褪せない記憶
1月15日に発送する予定のチラシを作製した。ラクスルに発注し、来週末には到着の予定。
そしたらまた、1日がかりの内職仕事で郵送の準備だ。A4の三つ折りは、なかなかに熟練の技が要求される。
今回の内容は「ツイッター始めました」の報告と、「遺言動画残しませんか」のご提案。
昨年夏、ご依頼いただいたS様の撮影後コメントをYouTubeにアップし、QRコード化してニュースレターに掲載する。
こちらのメッセージビデオの発注はその後なく、もちろん大した広報もしていないんだからそれも当たり前なんだけど、敷居の高さはやはり感じる。
自分の死ぬことが前提になるって、不吉な気がするんだろうな。やってみればそんな事、無いとわかるはずなんだけど。
ホームページ作成のお手伝いももちろん楽しいが、最初に志したのは残された大事な人たちに動画で想いを託すこちらの事業なので、原点に帰って今年は営業しようと思う。
後悔先に立たずの、典型的な例と思うからだ。
身近にも、ささやかな不動産の分割相続が原因で諍い、その後疎遠になってしまった元仲良し姉妹の例とかがある。亡きお父上からすれば、そこまでの資産価値など考えておられなかっただろうに。
去年急逝した青ケン(青田ケンイチ)が親友のウェディングソングを頼まれていて、それを作成中と報告する動画を撮ってあった。
どこから伝え聞いたか、後日この方から連絡があって、すでに作曲済だった楽譜を友人たちが演奏してくれる前振りで、この動画を使いたいと申し出を受ける。
もちろん、喜んでご提供した。
これなんか全く意図しないところで、動画が活きた事例になる。あちらの青ケンも、同じ気持ちでいてくれると思う。
やっぱり動画が残っているって、ものすごい慰めだ。
最後に、PR動画撮影を快く引き受けていただいたS様、ありがとうございます。
あの頃よりは若干腕も上がり、道具も揃ってきました。今後とも精進してまいります。